かとのいやしき
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- 所在地
- 大分県豊後高田市田染小崎
- 注意
- 一般の個人住宅ですので、ご見学の際は所有者・近隣住民に迷惑のかからないようにしてください。
田染荘小崎の水田の中の、少し小高い台薗地区には、鎌倉時代から変わらない屋敷地が残されています。 鎌倉時代に御家人によって支配されかけた当地は、神領興行法(神威によって元寇を退けた宇佐神宮や六郷満山への報償として、武士に支配された旧社領を返還するように命じたもの)をめぐる裁判で荘園へ返還されました。それに関係する古文書と屋号・シコナ(小地名)を付き合わせると、メートル単位で屋敷地が特定できます。 中でも「かとのいやしき」は、江戸時代の馬屋や、明治時代の主屋、付属屋・蔵・畑などの配置など、田染荘小崎の伝統的な農家建築の様式を今に伝えており、文化的景観の重要な構成要素となっています。 馬屋はネルベ(練塀)と言われる古いつくりで、中には伝統的な農業で使われた農機具が展示されています。
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