ゆみきりのホダ場
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- 所在地
- 大分県豊後高田市田染小崎
愛宕池の西に拓かれた平場は、現在は椎茸栽培のホダ場として利用されています。 弓で切ったような地形から「ゆみきり」と名付けられた当地は、鎌倉時代の古文書「沙弥妙覚田畠配分状」に見える水田でした。鎌倉時代における田染荘小崎の開発の限界地点であったと推定されており、田染荘の研究にとって非常に大変な場所です。 平成20年代には、ゆみきりは水田としての役目を終えてしまいましたが、急傾斜地である田染荘小崎の奥にとって、水田の故地は貴重な平坦地であり、700年の時を経て、水田から里山へと変化し、田染荘小崎の里山農業を支え続けています。
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