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対応のエリア拡大について(4月分)

掲載日2018年04月02日

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  4月2日(月)より、スペシャルサイトで文化財情報を閲覧できるエリアが、真木・熊野地区にも拡大しました!(文化財MAPはこちら!
 真木・熊野地区は、田染荘の荘域の中でも優れた文化財が多数残るエリアです。見落としがちな周辺文化財についても詳しく紹介しています。

 かつて田染荘の荘域であった場所は、現在の地名でも「田染○○」と名付けられています。今後も対応エリアを順次拡大していきますのでご期待ください。

真木エリア

 真木エリアは、田染盆地の桂川西岸に位置する水田地帯で、その形状が中・近世に遡る水田が一部残されています。
 エリアの西側に聳える馬城山の麓には、六郷満山・伝乗寺の境内に所在した真木大堂と呼ばれる御堂があり、重要文化財の平安仏9点が収められています。
 当時の伽藍・境内は残っていませんが、真木大堂に残された仏像を見れば、当時の華やかな仏教文化を知ることができます。

真木エリアの水田

木造阿弥陀如来坐像

熊野エリア

 熊野エリアは、熊野川流域に細長く展開する場所で、真木エリアと同じく中・近世に遡る棚田が残されています。熊野社の鳥居の内には江戸時代の建物が多く残る集落があり、かつて今熊野寺と呼ばれた胎蔵寺の坊集落としての景観が今もなお残されています。
 熊野川の最上流部の山深い場所には大分県最古の石仏である熊野磨崖仏が彫られており、古代以来の祈りの場の空気を感じることができます。

熊野エリアの集落

熊野磨崖仏