国宝・富貴寺大堂で文化財防火訓練! ー1/26は文化財防火デーですー
掲載日2020年01月16日
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◆「文化財防火デー」とは?
文化財防火デーとは、貴重な文化財を火災・震災その他の災害から守り、地域住民の文化財愛護思想の高揚を図ることを目的としています。
昭和24年1月26日に法隆寺金堂壁画が焼損してから、毎年1月26日が文化財防火デーと定められ、今年で66回目となりました。文化財所有者等のご協力をもとに防火訓練を実施しています。
文化財防火デーとは、貴重な文化財を火災・震災その他の災害から守り、地域住民の文化財愛護思想の高揚を図ることを目的としています。
昭和24年1月26日に法隆寺金堂壁画が焼損してから、毎年1月26日が文化財防火デーと定められ、今年で66回目となりました。文化財所有者等のご協力をもとに防火訓練を実施しています。
文化財防火訓練【1/13 富貴寺】
1月13日(月・祝)、国宝・富貴寺大堂の所在する富貴寺で文化財防火訓練を実施しました。
大規模な文化財防火訓練を富貴寺で実施するのは6年ぶりのことで、地元や消防団の方など約50人が訓練に参加しました。
富貴寺大堂は、九州最古の木造建築として国宝に指定され、内部の大堂壁画、木造阿弥陀如来坐像も国の重要文化財に指定されています。
豊後高田市の中でも、国の史跡となっている境内には解体修理中の本堂や石造文化財が多く所在しています。
防火訓練の様子(シナリオ)
訓練では、富貴寺周辺の山林から炎が出て、風にあおられた火が大堂に迫ってくる想定で行われました。
第一発見者は境内受付へ火災を伝え、119番通報を行って、半鐘を鳴らします。
火災の報せを聞いた地域住民が駆け付けてきて、境内に設置された放水銃による初期消火や、重要物品の運び出しの訓練を行います。
その後、消防団・消防本部が到着し、消火活動を行った結果、火は無事に消し止められました。
いざという時に文化財の所在を把握していなかったり、消火設備がうまく操作できないと大変です。今回は大変有意義な訓練となりました。
最後に・・・
豊後高田市や田染地区には、多くの木造文化財や古文書等の紙でできた文化財が所在しています。
1月26日の文化財防火デーを機に、文化財の避難方法等について再度確認してはいかがでしょうか?