田染荘が「つなぐ棚田遺産」に選定されました!
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2月15日、農林水産省は「田染荘小崎の農村景観」を「つなぐ棚田遺産」に選定しました。3月25日に、オンラインで認定証授与式が開催され、農林水産大臣の認定証が授与される予定です。
田染荘小崎の農村景観
田染荘小崎の農村景観は、中世の荘園・田染荘の中心があったとされる地域で、緩やかな傾斜地に地形に沿って水田が拓かれました。その内の一部は棚田でもあり、今回の選定の対象になりました。
所在地、面積
豊後高田市田染小崎、26ha
取組の内容
小崎棚田を含む田染荘小崎の農村風景は、平成22年に国の重要文化的景観に選定され、平成23年12月にはユネスコ未来遺産に登録された。さらに平成25年5月に、国東半島を含む一帯が、世界農業遺産に認定されている。また、「豊後高田市田染荘小崎景観づくり条例」を平成23年に定め、良好な景観の形成の促進や地域の発展に努めている。小崎棚田の景観の維持を図るため、「田染荘 荘園の里推進委員会」を中心に、ブランド米である「荘園米」の生産や「荘園領主制度」(棚田オーナー制度)に取組んでいる。さらに、毎年、御田植祭や収穫祭に加え、夏にはホタルを観賞することができ、秋には案山子イベント、冬にはライトアップイベントを開催し、小崎棚田を含む地域一帯で、棚田景観を活かした活動に取組んでいる。
★つなぐ棚田遺産とは?
日本の原風景とも言われる棚田は、その維持管理が大変な一方で、美しい景観や生物多様性などに寄与しています。農林水産省は「つなぐ棚田遺産」の制度を創設し、年々その数を減らしている各地の棚田を保護したり、PRによって担い手不足の解消の後押しをするとのことです。